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202105/10

 東京五輪が開催の是非を巡って大きく揺れ動いている。開幕まで残り2カ月半となったものの、国内からコロナ禍での大会開催に反対を求める世論は一向に沈静化しない。東京五輪の陸上テスト大会が実施された8日には会場となった国立競技場の周辺で、大規模な抗議デモ活動も展開された。

(kanzilyou/gettyimages)

 同日夕方、東京五輪の開催中止を訴える〝反五輪団体〟はJOC(日本オリンピック委員会)や複数の五輪競技団体がオフィスを構える「ジャパン・スポーツ・オリンピック・スクエア」の建物の前に集合。あらかじめデモの申請を受けて出動した警察官らが厳戒態勢を敷く中、デモ隊の参加者たちは国立競技場周辺を「Olympic kill the poor(五輪は貧乏人を殺す)」と書かれた横断幕を手に「生活を守れ」や「医療が優先」などとシュプレヒコールを叫んだ。「中止だ! 東京五輪」「ぼったくりオリンピックおことわり」「聖火を止めろ」と書かれたボードやフラッグを掲げる人もいた。

 確かに東京五輪は今、盛り上がるどころか誰がどのように見ても逆風にさいなまれている。新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻化し、政府発令の緊急事態宣言は大会開催地の東京を含め6都府県にまで拡大。その影響で今月17日に予定されていたIOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長の来日も見送りとなった。五輪開幕が目前に迫る中、大会の詳細を煮詰めるはずだったIOCのトップが来日できなくなるのはまさに異常事態と言い切っていい。

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202105/08

少年刑務所を出た「元半グレ」はなぜ恩人の雇い主を裏切ったか

元半グレを雇う「協力雇用主」の奮闘~ともに歩む更生の道(上)
2021.5.8(土)廣末 登

    https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/5/f/1200mw/img_5f28ce5e13c5fd98a38bd9730d457779456947.jpg 2x" class="lazy not-trans loaded" width="600" height="398" srcset="https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/5/f/600mw/img_5f28ce5e13c5fd98a38bd9730d457779456947.jpg 1x,https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/5/f/1200mw/img_5f28ce5e13c5fd98a38bd9730d457779456947.jpg 2x" data-was-processed="true" pinger-seen="true" style="border-style: none; vertical-align: top; opacity: 1; transition: opacity 0.5s ease 0s;">

    (廣末登・ノンフィクション作家)

     今回は、福岡市における更生保護のリアルな現場をお伝えしたい。

     筆者は、2018年度から2019年度にかけて、福岡県更生保護就労支援事業所長を務めた。当時は、少年院仮退院者や保護観察所の人などを、その事情を分かった上で雇用してくれる協力雇用主の開拓も行っていたため、今回は、その時に知り合った雇用主にご協力を仰いだ次第である。

     実はこの雇用主さんに協力いただいた取材は、大阪・朝日放送テレビ(ABCテレビ)からの「元半グレを雇用し、更生に尽力している雇用主さんを紹介して欲しい」という要請に応えてのものでもある。それが今回、ドキュメンタリー番組として結実した。地上波放送は近畿2府4県で5月9日(日)、午後4時25分~午後5時25分。他県の放送は近畿圏放送後の予定である。

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    202105/07
    KENJI ASAZUMA  

     2月22日、厚生労働省が発表した人口動態統計速報によれば、2020年の出生数は前年比2.9%減の87万2683人と過去最少であり、19年に続いて2年連続で90万人を下回った。期間合計特殊出生率は1971年~74年の第二次ベビーブームをピークに下がり続け、2019年は1.36である。

    (出所)厚生労働省資料を基にウェッジ作成 写真を拡大

     こうした少子化傾向は日本に限らない。東アジア地域やシンガポールの出生率は日本よりも低いし、すべての先進国において出生率は人口を維持する水準に達していない。出生率が下がっていくということは、少数の現役世代が多数の引退世代を経済的に支えることを意味する。今後、社会保障制度が改革されることがあっても、それを持続・充実させるための一つの方法として、出生率の引き上げが必要とされているのだ。

     社会保障制度は人々が安心して暮らしていくために不可欠なものであり、これを維持するために出生率を引き上げることは社会全体にとっての利益につながる。一方で、子供を生み育てる費用を直接負担しているのは親である。子供が社会に存在することが社会保障制度の維持をもたらし社会全体が利益を得るにもかかわらず、その費用や労力を負担するのが親に限られてしまうならば、少子化が進んでしまうことは必然だ。

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    202105/04

    コロナ禍で再び増加に転じつつある自殺者とうつ病の憂鬱

    パンデミック時代の健康管理術(第21回):増え始めた自殺者
    2021.5.4(火)近藤 慎太郎

      https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/a/2/1200mw/img_a2b3bf48688c17f97cc0b70824e4359e502174.jpg 2x" class="lazy not-trans loaded" width="600" height="545" srcset="https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/a/2/600mw/img_a2b3bf48688c17f97cc0b70824e4359e502174.jpg 1x,https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/a/2/1200mw/img_a2b3bf48688c17f97cc0b70824e4359e502174.jpg 2x" data-was-processed="true" pinger-seen="true" style="border-style: none; vertical-align: top; opacity: 1; transition: opacity 0.5s ease 0s;">イラスト:近藤慎太郎

       今回から数回にわたり、「うつ病」について解説していきます。うつ病は、何らかの出来事をきっかけに、気持ちがふさいだり落ち込んだりしてしまう病気です。うつ病は、本連載で解説してきた睡眠障害、過敏性腸症候群とも密接に関連しています。

       一言で言えば、大元にはメンタルの不調があり、それがうつ病をはじめとして、睡眠障害や過敏性腸症候群など、様々な体調の変化を生じるのです。また、うつ病が睡眠障害を引き起こしたり、過敏性腸症候群がうつ病を引き起こしたりすることもあります。

       みなさんの周りの人や、もしかしたらみなさん自身の中にも、「もしかしたらこの症状は…」と思い当たる節がある人もいるかもしれません。メンタルの不調やそれに伴う様々な症状に悩まされている人は、決して珍しくありません。むしろ、現代病と言ってもいいぐらい多いのです。

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      202104/17

      茨城「河岸のまち」で自動運転路線バスに乗ってみた

      高齢化進む茨城県境町が導入した「横に動くエレベーター」

      朝岡 崇史/2021.4.17

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      茨城県境町を走るフランス製の自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」。終点の「河岸の駅さかい」にて(著者撮影、以下同)

      (朝岡 崇史:ディライトデザイン代表取締役)

       茨城県の南部・利根川沿いに位置し、江戸時代には「河岸のまち」として栄えた境町。境町が昨年(2020年)11月26日から自動運転バス3台を導入し、生活路線バスとして毎日10往復(往復5キロメートル)も運行しているというニュースはずっと気になっていた。

       しかも驚くべきことに、この自動運転バスの乗車料金は「無料」だという。

       コロナ禍で不要不急の外出を自粛していたこと、境町にアクセスする交通手段が自家用車に限られることもあり、境町まで出かけて自動運転バスを体験する機会をなかなか見出せずにいたが、晴天が続いた4月初旬の平日、思い切って境町役場 地方創生課に電話で取材を申し込み、自動運転バスに試乗させてもらうことになった。

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      202104/16

      「デジタル化」はどうすれば地球に優しくなれるのか

      ポストコロナのIT・未来予想図(第31回)
      2021.4.16(金)ヒューモニー

        https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/b/c/1160mw/img_bc50bf134b324f01e33ed028285d572a44176.jpg 2x" class="lazy not-trans loaded" width="580" height="462" srcset="https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/b/c/580mw/img_bc50bf134b324f01e33ed028285d572a44176.jpg 1x,https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/b/c/1160mw/img_bc50bf134b324f01e33ed028285d572a44176.jpg 2x" data-was-processed="true" pinger-seen="true" style="border-style: none; vertical-align: top; opacity: 1; transition: opacity 0.5s ease 0s;">

        連載「ポストコロナのIT・未来予想図」の第31回。世界的にますます関心が高まっている地球温暖化問題だが、ITやデジタル化はどのように関わるのか。整合的なのか、それとも相反するのか。元日銀局長の山岡浩巳氏が解説する。

         米国の政権が代わるとともに、地球温暖化問題への関心は、世界的にも一段と高まっています。

         しかし、この問題は非常に複雑です。例えば、二酸化炭素の排出を減らすためには、単にガソリン車を電気自動車にすれば良いわけではありません。道を走る時には二酸化炭素を出さなくても、電気を作る段階で二酸化炭素をたくさん排出しているかもしれないからです。では、二酸化炭素を出さない原子力発電を増やすべきか? これにはまた別の難しい問題があります。

         また、「地球に優しい」「環境に優しい」がもっぱら宣伝文句として濫用される「グリーンウォッシュ」の問題も深刻化しています。さらに、「地球温暖化対応」が、将来に向けた各国間の産業の主導権争いという性格を帯びる面も否定できません。例えば、「我々の国の産業は環境に十分配慮しているが、〇〇国は我々の国より環境基準が甘い。だから、その分輸入品に炭素税を賦課する」といった政策は、一歩間違えると保護主義の隠れ蓑として使われるおそれもあります。

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        202104/15

        民泊が遺体安置所に…法規制なく野放し 「庭先に置かれ外から見える」近隣住民も困惑、韓国籍オーナー「法律に違反していない」

        遺体の一時保管場所として利用された民泊施設=3月、大阪市(共同)
        遺体の一時保管場所として利用された民泊施設=3月、大阪市(共同)

         大阪市住吉区の民泊施設が遺体の安置場所に使われていることが判明し、近隣住民とのトラブルに発展した。葬儀業者から火葬までの一時安置を請け負うビジネスは全国でも広がっている。ただ、運営資格や施設の条件など法規制はなく「野放し状態」なのが実情だ。住民から苦情を受ける自治体側も対応に苦慮する中、専門家は法整備の必要性を訴えている。

         住宅街の一角にひっそりとたたずむ古民家。門の壁が黒ずんだこの民家には、昨年12月ごろから遺体が搬入されるようになった。近くに住む70代男性は眉をひそめて語る。

         「布に巻かれた状態で遺体が運ばれ、庭先に置かれているのが外から見えた。説明も何もなく、困惑している」

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        202104/15

        YouTuber逮捕は氷山の一角、児童の「自画撮り被害」という社会問題

        提供:NEWSポストセブン 
        「自画撮り被害」にどう向き合うか(YouTube「大阪府警察安まち公式チャンネルより)
        「自画撮り被害」にどう向き合うか(YouTube「大阪府警察安まち公式チャンネルより)

         今年3月に人気YouTuberが、女子高生にスマートフォンで裸の写真を撮って送らせたとして児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕され大きな注目を集めたが、この事件は氷山の一角に過ぎない。「自画撮り被害」と呼ばれる同様の被害は全国で拡大の一途を辿っているという。

         警視庁のホームページ「STOP!子どもの性被害」では、児童ポルノ事件のなかでも「自画撮り被害」を深刻な問題として取り上げている。これは、「だまされたり、脅されたりして18歳未満の子供が自分の裸体等を撮影させられたうえ、メール等で送らされる被害のこと」を指す。

         平成24年に207人だった被害児童数は、平成28年には480人へ増加。また被害者のうち、SNS利用者起因数、スマートフォン使用数も、被害者数と比例して増加している。若年層にスマートフォンが普及し、保護者の目が行き届かないところでSNS利用が広がるなか、そのリスクを学ぶ前にトラブルに巻き込まれてしまう場合もあるようだ。

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        202104/14

        人は何歳まで性行為を愉しめるのか

        性への関心が乏しくなると寿命が短くなる!
        2021.4.14(水)市川 蛇蔵

          連載:少子化ニッポンに必要な本物の「性」の知識

          https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/0/f/1200mw/img_0f822ed6e889219f7288aff16cb72526277117.jpg 2x" class="lazy not-trans loaded" width="600" height="600" pinger-seen="true" srcset="https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/0/f/600mw/img_0f822ed6e889219f7288aff16cb72526277117.jpg 1x,https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/0/f/1200mw/img_0f822ed6e889219f7288aff16cb72526277117.jpg 2x" data-was-processed="true" style="border-style: none; vertical-align: top; opacity: 1; transition: opacity 0.5s ease 0s;">脳の大きさは性的バリエーションの多彩さと寿命の長さに関係する

          私はその人柄の中に老人的なものを幾らか持っている青年を好ましく思う。

          同じように青年的なものを幾らか持っている老人を好ましく思う。

          このような人柄の人間は体が年を取っても心が老いることは決してない。

          マルクス・トゥッリウス・キケロ(紀元前106-43)

           性的能力において一見、思想や価値観は無関係に見えるが、考え方や行動に保守傾向がある男性は平均して70歳を待たずに性的行為を停止する。

           一方、個人の権利や自由を重んじる男性は80代を超えても性生活を続けることができるらしい。

           人の思想や価値観が性的欲求や、その機能に影響を及ぼしているというのである。

           性的欲求および性的機能の根源は生命に残された熱量にも喩えられる。アリストテレスは人間の老化とは発散する熱量の問題とし、その命の炎が減少することで生気の衰弱に結びつくととらえた。

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          202104/11

          変貌する「令和のおじさん像」 法律解説書、塗り絵もヒット

          おじさんコンテンツ
          おじさんに役立つ法律解説書「おっさんず六法」(左)とおじさんばかりを集めた塗り絵「オジ塗り」
           「おじさん」をテーマにした法律解説書や塗り絵などの関連書籍が相次いで刊行されている。昨年はおじさんが登場するドラマが人気を集め、「おじキュン」「おじカワ」なる言葉も話題となった。なぜいま、おじさんがコンテンツになるのか。令和のおじさん像を探究してみた。
           軽口は命取りに
           《おっさんたちよ、法律というサバイバルツールを手に入れよ》
           冒頭からそう呼びかけるのは、飛鳥新社からこのほど発売された『おっさんず六法』だ。著者でフリーライターの松沢直樹さんは、自営業者などの労働組合の執行副委員長として、おじさんたちの悩みに耳を傾けてきた。

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